梅雨に入りました。暑い夏はしっかり水分を摂って、しっかり汗を出すことが大事ですが、
梅雨のこの時期は、環境中に水分が多くあるため、水を摂りすぎると体の中に余分な水分がたまってしまいます。
夏ならば暑いので汗となって水分は体外に出ていきますが、今の時期はそれも難しく、水が体の中に滞って
むくみとなってしまいます。熱中症も心配ですが、あまり水分を摂りすぎないことが大切です。
では、汗をあまりかかない時に、むくみを防ぐにはどうしたらいいでしょうか。
まず水分を摂りすぎないことが大切です。出ていく水の量より、入ってくる水の量が多ければ、
当然余った水は体の中に滞留し、むくみとなります。それだけならいいのですが、
腎臓病や肝臓病など内臓の病気になったり、心臓病や下肢動脈瘤など、血管の病気の原因となることがあります。
それを防ぐために、できるだけむくみは解消したいです。
どうしても水分を摂ってしまったら、水分を出す薬やお茶などを服用することをお勧めします。
利水作用のある「五苓散」という漢方薬や、尿の排泄を促す「トウモロコシの毛」
「ハトムギ」などのお茶がいいです。
また、水を出していく食材としては、おなじみのスイカ、キュウリ、トマトなど、
やはり夏の食材です。また、黒豆、黒酢、ワカメ、キクラゲなど、黒色の食材も、腎機能を高め、水分代謝を高めます。