漢方薬と煎じ薬の処方を行っているゆう愛堂漢方薬局です。
漢方薬と煎じ薬ですが、「こんな時は煎じ薬が良い」などという決まりもありません。
症状にあわせて煎じ薬が良いのか、漢方薬が良いのかお勧めしている形です。
漢方薬は生薬の液体を抽出し、それを粉末状、または顆粒にしたものです。
それに対し、煎じ薬は処と生薬を水で煮出した液体のことです。
漢方薬は粉末状、顆粒なので、どのタイミング、どの場所でも気軽に服用できる点がメリットです。
煎じ薬だと液体を抽出したタイミングで処方する必要があるので、利便性では若干劣ります。
ただ煮出した液体をすぐに飲むことで生薬効果をより感じられるメリットもあります。
なお、煎じ薬だとやはり煎じたばかりの液体ということもあり、苦味や独特な香りを感じてしまうことがあります。
そのため小さなお子さんなどにはあまりお勧めできる方法ではありません。
その場ですぐに服用できる、より効果を感じたいという事なら、煎じ薬を選択してみてはいかがでしょうか。
ただ漢方薬、煎じ薬いずれを選択しても医療用成分が含まれているわけではありませんので、強い作用をもたらすことはありません。
どちらも安心して服用できるものとなっています。